えがく

 

いよいよもう半年が過ぎようとしていますね。いや早すぎでしょ、信じらんないよ…!

そろそろ卒業制作に向けて本腰を入れなければなりません。

うへぇ…と思いながら、今日は作家さんを調べて勉強したり、試作品用の絵を描いたりしていました。

 

自分の強みは幅広さだと考えて、今まで撮った写真とかも使えたらなぁと思い、昨日は写真加工の試作をしていたのですが、なんだか釈然としませんでした。

今までのブログにも描いた気がしますが、私にとって写真は「圧倒的な現実」です。

写真を撮るということは、その現実の中で魅力的だと思う何かに注目し記録することです。

本番前日の最後のリハーサルが終わった後のメンバーの笑顔。

待ち合わせの公園で見つけた、溢れんばかりの紅葉。

いつも一緒に居てくれる友達の先に歩いていく後ろ姿。

日常の中、ふとした感動を切り取るのが私の写真でした。

ただ簡単に現像できてしまう為、撮っている間は楽しいのですが印刷したものを見ると物足りなさと感じました。

今回は試作だったので、一枚を家のプリンターで印刷してその上から軽く加工しただけですね。

本格的にするなら現像ですが、現像の知識は今のところ持ってないので...

 

 

私は自分の望むものが簡単に、すぐできればいいと思っていたはずなのに...何故でしょう?

 

 

今日は試作品を描くという作業に入って見ました。あまりうまくはいきませんでしたが、かなりの遣り甲斐と手ごたえを感じました。

やはり私は描くのが好きなようです。あと最近の傾向であっさりとした仕上がりの絵が好きなんだと思います。絵コンテとかラフとかラクガキとか、そういうのを見るのが好きなんですよ。

 

私にとって絵を描くということは、手間も時間も描けて何か一つと向き合う方法の一つなんでしょう。写真と比べつつ例えるなら、写真は目で、絵は脳みたいな感じでしょうか。

 

だから絵を描くのも嫌になるのかもしれません、向き合うのって疲れるし正直言って面倒だと思う時の方が多いですから。でも、やりがいや手ごたえを強く感じるのも事実で、なんだかんだ絵を描くのを続けているのはそういう理由があるのでしょう。

多少疲れがあった方がやった感を感じるというのは、他の物事にも言えることですね。

 

私は自分が自分で何を思っているのかを理解することができません。

こういう風にブログを書いたり、絵を描いたり、誰かと話したりしてアウトプットをして初めて自己理解ができます。考えたことを形にしようとして、考えだけでは足りないところを無意識が自動的に補完して、出てきた後に「あ、私こんな風に思ってたんだ」と気付くのです。

 

絵としてはあと、溢れる感情の表現の行先とした役割もありますね。

最近昔のスケッチを見返したんですが、部活の人達やクラスメイトの絵がとても多いんです。

身近な人に対する感謝や、励ましを込めた絵や、楽しかった思い出を語る絵ばかり。

大学に入ってから一度しんどかった時期は真っ黒な絵を描き続けていました。こちらは結局納得のいく形にまで行きつかなかったので残念です。

 

感謝を示すならそれに対する行動と結果が一番だとは思っているのですが、できる限り絵でお礼をするようにしています。友達にあげるプレゼントを選ぶみたいに、手紙を書くみたいに、わくわくとほくほくした気持ちで取り組むことができるのです。絵が私があげられるプレゼントで一番喜ばれるというのもあるし(むしろ喜んでくれているだけなのかも)、私ができるプレゼントなんて絵しかないのかもしれないとも思うのです。自分の納得のいく行動と結果で返すことができないから、何かを描いたり作ることならできるからそれに逃げているだけかもしれません。

 

それでも、私の思いを近い形にするには自分が手を加えるしかない。

 

 

 

最近思うのは、「ウダウダ考えずにとりあえず描け」ということです。

私は考え始めたらキリがありません。考えている時間だけで絵が何枚も描けるし、むしろ考えすぎた結果描かなかった絵もたくさんあります。だから今はとりあえず「描きたいかも、よし描こう」を心掛けています。あと、自分の絵と練習の絵を描く前に意識として分けるようにしました。

描いたものとしてはどんな形であれ自分が描いたなら自分の絵という認識ですが、好きで描きたい絵ばかり描いていると「練習してないじゃんそんなんだからいつまでもダメなんだよ」と自分の追い込み漁が発生するのでその対策として描く前の心構えを気にするようにしました。

練習となるとすこしネックな気持ちもありますが、取り組めれば充実感が倍になります。筋トレや運動みたいなものですね。

 

ここ最近暑くなった影響で、体調不良が同時多発し布団から起きるのも辛い日々でしたが、お陰様で落ち着いた今はとっても元気です!この勢いを是非制作にぶつけたいところですね!

さぁ頑張るぞー!