この世に生まれ落ちた日

 

実は昨日、誕生日でした。

 

目が覚めて、携帯を見ると私よりも先に家を出た父から「おめでとう」の一言がありました。

Twitterで久々に呟いたら、思っていたより多くの方に言葉やリアクションを頂けて嬉しかったです。

昔からの友達は自己申告しなくてもみんなでワイワイガヤガヤ、メッセージを送ってくれました。

大学の友達は何が良い?って聞いてくれて、ラインギフトをプレゼントしてくれました。

最近連絡を取っていなかった子も、突然プレゼントを出してお祝いしてくれました。

実習先の生徒がバースデーカードを描いてきてくれたり、みんなでハッピーバースデーソングを歌ってくれました。

「誕生日だって昨日言ったばかりなのにもう描いてきてくれたの?しかもわざわざ遠い教室まで届けにきてくれて…」

「先生おめでとうございます。私先生のこと応援してます!」

そう言って生徒は足早に次の授業に向かって行きました。

 

家に帰ると、お母さんがケーキを買ってきてくれていました。

「あ、今日ケーキのリクエストしてから家出ようと思ったのに朝忙しすぎて言うの忘れてた。」

「何リクエストするつもりやったん?」

「いちごのタルト。」

 

「ねぇねぇ疲れたしお腹空いたから今すぐ食べたい!良い?」

「いいよ、紅茶淹れるわ。」

ケーキの箱を開けると、そこにはいろんな種類のいちごのケーキがありました。勿論その中にはいちごのタルトも。

「えっ凄い、お母さん天才。私いちごのタルト食べたいって前に一回しか言ってないのによく覚えてたね?」

「そうでしょ?本当はホール買おうかと思ってたんだけどね、食べるの大変だと思ったから。」

 

「めっちゃおいしい、いちご可愛い、宝石みたい。」

「ちょっといいとこで買ってきたんだから当然。」

「あ、今日の晩御飯何?それもリクエストしようと思ってたんだけど」

「ステーキ。」

「天才。ステーキって言おうと思ってたの。」

そんな事を話しながら、幼少期の今頃ステーキをリクエストしていた自分を思い出しました。

 

 

 

いつも誕生日は幸せですが、今年もとっても幸せな日になりました。

歳を重ねる度、お祝いしてくれる人が増えているのを見て、産まれてから22年という歳月を実感します。

本当に多くの方にお世話になっております。皆様いつもありがとうございます。たくさんの愛情を注がれて、私は心が温かいです。

皆さんに対する恩を返したくてヤキモキします。しかし残念なことにまだ私はもらった愛情分をそれ以上でお返しできる程ではありません。

 

私が今できることは、立派で素敵な大人になることだと思っています。

 

これからも日々精進を心掛けます。制作は勿論、就活も何でも。今年は学生最後の年ですから、やり残しがないように丁寧を生きていきたいです。

 

 

 

 

 

大人になってから、自分なりの誕生日の過ごし方が見つかりました。

・今まで頑張ってきた自分を認める

・今までお世話になった人達に感謝をする

 

昔、お誕生日はプレゼントがもらえる日だと思っていました。でもその内もらうだけもあげるだけも違和感を感じて、どこか誕生日をブルーに考えてしまう時期がありました。プレゼントは無くても良くて、お互いに感謝が伝わればいいんだとこの年になって気付きました。全く同じことをしても気持ちを感じるかどうかで物事が大きく変わるのですから、にんげんというのは曖昧で面倒な生き物ですね。

 

 

皆様にも素敵な日々があらんことを。