女の勘

 

「ねぇ聞いて!」

 

そう元気に声をかける友達。恋愛の話題でした。

 

「絶対あいつ(女)、私の好きな男の事好きだよ!!!」

 

うんまぁそうだろうねぇ、と私はのんびり返します。

 

実は私、恋愛の話が苦手なのです。詳しくは、過去に書いた記事を近々移動させますね。

周りが芸大生ばかりだと、恋愛の話は殆どしないまたはがっつりするの二極化なので気が楽です。

今回は、話を聞くだけだったので全然問題なかったしむしろ面白くて楽しかったです。

 

「自分はその場に居合わせていないから正確性には欠けるけど、聴いてる分には発言が思わせぶりだね~。」

「絶対間違いないよ!!!マジで!!!でも男に言っても伝わんないし!!!」

「何て言ったの?」

「女の勘。」

 

わかるけどそれは伝わらないだろうなぁ~とゲラゲラ笑いました。友達ごめんね。

 

女の勘は自分が女だったら信用できるけど、自分が男だったらきっと胡散臭いなぁって思うでしょうね。

そういえば逆に『男の勘』って聞いたことないですね。言うとしてもそのまま『勘』ですね。でも女性は『女の勘』と言います。

 

少し話がずれますが、男性と女性の思考回路って全然違いますよね。

『察しない男 説明しない女』というタイトルの本が書店に平置きされているのを見ましたが、秀逸なタイトルすぎて唸ります。中身を軽く読みましたがとても内容も興味深く、共感でき、カバーイラストが可愛らしかったので、気になる方は是非。

 

ここからは本の内容ではなく私が思ったことを書きますね。

 

男性は事実に基づき、具体的なものだけを信じる傾向にあります。

逆に女性は、不確定な情報や、感じたことを信じる傾向があります。

男性にとって、人の表情や仕草の機微はよほどじゃない限り不確定な情報となる為スルーします。そうしているうちに観察の能力が低下し、そもそも気づけない状態になります。(その分明確さが必要となる仕事が得意だと思ってます!)

女性は観察眼に優れ、少しの機微の違いにも気づき想像力を膨らませます。どれも不確定な情報だったとしても、自分の直感に従えなければ不安に感じるでしょう。

 

結論、男性が勘で選択する場合は事実に基づいた分析または完全なる運試しですがそもそも勘に頼りません。女性は事実の分析をしても尚、言葉では説明しがたい『何か』を感じ取り選択します。

 

『何か』とは、いわゆる第六感のことを指すのではないかと私は考えております。

 

選択の理由を他者に問われた時、ただの勘ではなく何かしら第六感が働いての特別な勘であることを説明する為に『女の勘』という発言をするのではないかと推測しました。

 

 

 

いやはや、考えれば考えるほど女性は不思議ないきものですね。

世の中にはまだまだ科学で証明することができないものがありますが、女性もまたその一つなのではないかと思わされます。